NFRCでは、お客さまの資産運用パフォーマンスへの貢献を追求し続けた結果、お客さまの資産運用に役立つ優れたファンドを選ぶためには、定性評価を重視すべきであるとの結論にたどり着きました。
過去の運用実績のみによる定量評価では、ファンドの将来の運用成果を予測することはできません。
将来のファンドのパフォーマンスへの期待度を測定するという目的で行う定性評価によってのみ、より付加価値獲得の可能性を高めることが可能となると考え、それを実践しています。
定性評価と定量評価
ファンド評価には、過去の実績を測る「定量評価」と将来のパフォーマンス期待度を予測する「定性評価」の2つの手法があります。投資環境の変化や運用手法の変更、組織や運用者の変更などファンドを取り巻く状況は常に変化しており、その変化前の運用結果のみでは、ファンドの将来を予測するには限界があります。
過去
現在
未来
- 定量評価
-
過去のパフォーマンス
「過去に優れた運用成績を挙げているか」を分析評価。
- 定性評価
-
将来のパフォーマンスの信頼性
「今後も期待通りの運用成績を挙げる可能性が高いか」を分析評価。
NFRCならではのこだわり
評価の目的と手法
- 評価の目的は対象ファンドの中長期での運用目標の達成確率を測ることと明確に定義。
- 優れたファンドの選定に有益と考える定性評価に注力。
- 過去の運用実績に基づく定量的な分析は定性評価結果を導くための分析手段のひとつと位置づけ。
評価体制
- 日系最大級の自社グローバル体制により世界中の幅広い運用機関をカバー。
- 伝統的資産からオルタナティブ資産まで、各専門チームが高密度に調査。
- 欧米の評価機関からセカンドオピニオン。
定性評価の頻度・継続性
- 評価開始後は原則として償還まで継続評価もしくはモニタリングを行い、担当アナリスト独自の判断による評価開始・終了は行わない。
- ファンドの評価は年次や四半期に加えて、必要に応じて月次で実施。
評価の“標準化”と“継続的改善”
- 定性評価手法はマニュアルや共通の評価項目によりアナリスト間で共有。アナリストのキーマンリスクをコントロールすることで属人性を排除し、標準化。
- 評価手法を組織的かつ継続的に見直し・改善。
パフォーマンス貢献
- 定性評価レーティングとその後のパフォーマンスの関係を追跡調査し、その結果を開示。
- 定性評価はパフォーマンスに貢献できるとの判断から、ファンドの品質管理だけでなく、投資助言にも活用。