モニタリング

モニタリングとはファンドの品質・状況を定期的に確認する作業で、いわばファンドの定期検診です。 NFRCでは重要なファンドのモニタリングを毎月実施するなど、モニタリングを非常に重要なものと考えています。

モニタリングの重要性

想定と異なるファンドの品質変化や状況を早期発見し、対応を実施する

期待した市場局面での期待外れのパフォーマンス、投資進捗の遅れ、「特定セクターへ大きくベット」「低リスク運用へシフト」等の想定外のリスクテイク、「グロースからバリューへのシフト」のような想定外の投資スタイル・戦略の変化、等を早期に発見し、対応を実施します。

ファンドは“生もの”、常に高品質とは限らない

ファンド選定時は高品質であったとしても、その後は運用者の交代や運用手法・プロセスの変更などにより、ファンドの品質は向上/劣化します。モニタリングを行う中でファンドの品質・運用に対する確信度は変化していきます。

ファンドモニタリングプロセス

1.継続的な情報収集

運用機関アンケートやファンドアンケート、データベンダーを通じた情報収集を行います。また、ファンドによっては月次のアンケートや月次報告書でのポートフォリオの運用状況や体制変化等に関する情報収集を実施します。

2.臨時ミーティングの実施

上記情報収集において運用体制や運用プロセス・投資戦略、ポートフォリオ特性、契約条件等に変化もしくはその兆候が見られた場合に運用会社とビデオ、電話、必要に応じて現地直接訪問での臨時ミーティングを実施します。

3.定期現地レビューミーティングの実施

情報収集や事前分析による仮説立案、レビューミーティング向け質問状作成を踏まえ、現地レビュー及びフォローアップレビューによる検証を実施します。また、ファンドの運用改善に資する運用会社とのディスカッションを行います。

4.モニタリングレポート作成

複数のアナリストによるディスカッションを実施し、ファンドによっては定性評価レーティングを付与するとともに、モニタリングレポートを作成します。

NFRCが行うファンド評価の特徴